原料費調整について
都市ガスの原料である天然ガス(LNG)やプロパンガスの価格は、為替レートや原油価格等によって変動しますが、こうした経済情勢をガス料金に反映させることを目的としています。
■原料費調整は毎月、単位料金(1m3当たり従量料金)を見直すことによって行われます。
■3ヶ月ごとの原料(LNG、プロパンガス)のトン当たりの輸入価格(通関統計実績)をもとに、
当該期間の平均原料価格を算定します。
平均原料価格 = トン当たりLNG輸入価格(3ヶ月間の加重平均値)×0.9594 + トン当たり
プロパンガス輸入価格(3ヶ月間の加重平均値)×0.0440 (10円未満四捨五入)
■平均原料価格の、基準平均原料価格(82,680円/トン)に対する変動幅に応じて単位料金を調整
します。
■単位料金の調整額は、当該期間の平均原料価格の基準に対する変動額100円につき0.082円/m3です。
■ある3ヵ月の原料価格の変動による調整額を、中2ヵ月をおいた検針分の料金に適用します。

原料費調整に基づく2023年12月検針分の料金について
■2023年7月~2023年9月の平均原料価格
LNG輸入価格88,310円/トン×0.9594 + プロパンガス輸入価格
75,740円/トン×0.0440 = 88,060円/トン(10円未満四捨五入)
2023年12月分の平均原料価格は、88,060円/トンといたします。
■原料価格変動額
当該3ヵ月の平均原料価格88,060円/トン - 基準平均原料価格82,680円/トン
=5,300円/トン(100円未満切捨て)
■調整額
原料価格変動額5,300円 × 0.082 ÷ 100 ×( 1 + 消費税率 ) = 4.78となり、1m3当り4.78円の調整となります。
■激変緩和措置を受けた特別措置
政府による「電気・ガス価格激変緩和対策事業」を受けて、調整額を1m3当り15円値引きします。
4.78円 - 15円 = -10.22円
※2023年11月検針分~2024年1月検針分が対象となります。
※「電気・ガス価格激変緩和対策事業」の詳細は、経済産業省 資源エネルギー庁の特設サイト(https://denkigas-gekihenkanwa.go.jp/general/)にてご確認ください。
前月(2023年11月分)調整額に比べ1m3当り0.18円(税込)の値上げとなります。
1.2023年12月検針分に適用される一般ガス料金表
料金表 (種別) |
適用区分 (1ヶ月ご使用量) |
基本料金 (1ヶ月あたり) |
調整後の 従量単位料金 (1m3あたり) |
料金表A | 0m3から10m3まで | 915.20円 | 244.23円 |
料金表B | 10m3を超え20m3まで | 936.10円 | 242.14円 |
料金表C | 20m3を超え80m3まで | 1,838.10円 | 197.04円 |
料金表D | 80m3を超え150m3まで | 2,454.10円 | 189.34円 |
料金表E | 150m3を超える場合 | 3,025.00円 | 185.53円 |
■1ヶ月ごとのガスご使用量により、料金表A,B,C,D,Eのいずれかを適用いたします。
■参考例(月に21m3ご使用のご家庭の場合)
1ヶ月のご使用量 | 前月適用料金 | 改定後適用料金 | 増 減 |
21m3 | 5,972円 | 5,975円 | 3円 |
